研究課題/領域番号 |
26380256
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
結城 剛志 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 准教授 (40552823)
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研究分担者 |
泉 正樹 東北学院大学, 経済学部, 教授 (90517038)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 信用貨幣 / 商品貨幣 / 表券貨幣 / 国定貨幣 / 不換銀行券 / 不換紙幣 / マルクス / ケインズ / 不換銀行券制度 / 計算貨幣 / 経済原論 / アトウッド / 貨幣論 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は「貨幣とは何か?」または「信用貨幣とは何か?」という問いに答えるために、貨幣論に関わる現代的論争と歴史的論争を整理し、包括的な見取り図を提供することにある。主流派、欧米マルクス派、ポスト・ケインズ派は物品貨幣から現代の不換銀行券、そして国定貨幣(政府紙幣)までをそれぞれの単一の貨幣論によって説明可能としているが、我々の研究によれば、商品経済的論理によって説明可能なのは不換銀行券までである。こうした現代の国定貨幣論の先駆として、バーミンガム学派のアトウッドとエンダービーの所説を取り上げて検討し、アトウッドの計算貨幣論解釈が現代の論争に一定の影響を与えていることを明らかにした。
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