研究課題/領域番号 |
26380258
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済学説・経済思想
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研究機関 | 下関市立大学 |
研究代表者 |
村田 和博 下関市立大学, 経済学部, 教授 (00300567)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 経営資源 / 古典派経済学 / アダム・スミス / C. バベッジ / J. S. ミル / A. ユア / R. オウエン / 機械 / 労働 / 人的資源 / チャールズ・バベッジ |
研究成果の概要 |
はじめに、バーニーらの先行研究から学び、人、知識、及びレントの発生といった経営資源の概略をまとめた。その後、経営資源に関わる資本、技術、知識、人、及びレントを意識しつつ、アダム・スミス、チャールズ・バベッジ、ジョン・ステュアート・ミル、アンドリュー・ユア、及びロバート・オウエンを経営資源の観点から考察した。その結果、古典派経済学の中に人に関する豊かな主張を読み取ることができた。だが、古典派経済学期の文献の中に経営資源の模倣困難性に関する主張を読み取ることはできなかった。彼らは、技術や知識は社会全体の利益のために共有されるべきだと考えていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イギリス古典派経済学で示された企業像を、経営理論を用いて考察した研究は国内・国外ともに少ないうえに、経営資源論の観点からアプローチをする手法はきわめて斬新であるといえる。近年の経営資源論に関する研究の深化をふまえて、人や知識といった経営資源の諸要素に着目することより、企業経営に関する新たな学史的視点を提示した。また、本研究を契機に、経済学史と経営学史の有効な交流が期待できる。
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