研究課題/領域番号 |
26380416
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金融・ファイナンス
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研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
中島 清貴 甲南大学, 経済学部, 教授 (00367939)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ローンレベルデータ / 銀行と借入企業のマッチング / リレーションシップバンキング / 因果効果 / 関係性の解消 / 継続時間効果 / 銀行企業間の関係性 / 関係特殊資産 / マッチング / loan level data / termination / causal inference / duration effect / マッチングデータ / 介入効果 / リレーションシップ / 公的資金注入 |
研究成果の概要 |
銀行と借入企業の関係性の解消は,1990年代後半に急増しており,それは,90年代後半の銀行危機時に,銀行の財務リスクの増大に伴い,低収益の借入企業との関係を解消していたことに起因していることを実証した.また,銀行と企業の継続期間という観点からは,金融システム安定期には,継続期間が長いほど銀行と企業の関係性は安定化する一方,金融システム不安定期には,継続期間が長くても関係性が切れ易くなってしまうことの可能性も実証している.また,銀行主導での関係性の解消は,借入企業の投資を減退させ,その影響は関係性が継続している中での借入減少よりも大きく,マクロ経済により大きな負の影響を与えることを実証している.
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