近世イギリスにおける徒弟の世帯からの分離-地方都市の政治的変化との関連で-

• 研究課題/領域番号: 26380432
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 経済史
• 研究機関: 首都大学東京
• 研究代表者: 米山 秀 首都大学東京, 社会科学研究科, 客員教授 (80158542)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円); 2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 徒弟制 / 地方都市の政治的発展 / グロスタ市 / エクセタ市 / guilds / monopoly / Exeter / charity / Tuckers / 非登録徒弟 / 早期工業化 / ピン工業 / 下院議員選挙 / 近世都市 / 国際比較 / 国内移動 / 世帯 / イギリス / グロスター市 / 市民権 / 独占 / エプスタイン / 地方都市 / 近世イギリス / クラーク / 江戸

研究成果の概要

研究者の基本的関心は、世帯の構成の変化にあるが、これに先立つ研究では農村の世帯の構成要素に焦点を当ててきた。それ以前のは都市の世帯にも着目したが、基本的にはサウサンプトンという一都市にとどまっていた。本研究では初めて政治との関連で都市の世帯の徒弟に焦点を当てることにした。そのためかなり基本的な都市史の枠組みを明確にするため、都市の東西比較を最近専門にされている、イギリス都市史の第一人者の一人クラーク教授を招聘して、シンポジウムを開催して、その成果をまとめることを研究の一つの柱とした。もう一つの柱は、個別都市の実証研究で、特に地域中心都市に関する成果を英米の研究者の前で発表することに力を入れた。

研究成果

• [国際共同研究] ヘルシンキ大学(フィンランド)
• [国際共同研究] University of Helsinki (Leicester)(Finland (uk))
• [雑誌論文] The Decline of Guilds and their Monopoly in English Provincial Towns,with particular reference to Exeter (2018)
  • 著者名/発表者名: Masaru Yoneyama
  • 雑誌名: Tokyo Metropolitan University OU Working Paper 巻: ECN-01 ページ: 1-34
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 「非登録徒弟と工業化―産業革命以前のグロスタ市の事例 (2016)
  • 著者名/発表者名: 米山秀
  • 雑誌名: 」『Research Paper Series（大学院経営学専攻）』 巻: No. 166 ページ: 1-35
  • NAID: 40021037015
• [雑誌論文] 「移住と徒弟制」日英都市比較の新たな一視角 (2016)
  • 著者名/発表者名: 米山秀
  • 雑誌名: 比較都市史研究 巻: 35巻1号 ページ: 31-33
  • NAID: 130006185976
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 「非登録徒弟と工業化―産業革命以前の グロスタ市の事例―」 (2016)
  • 著者名/発表者名: 米山秀
  • 雑誌名: 比較都市史研究 巻: 36巻2号 ページ: 9-36
  • NAID: 40021037015
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 非登録徒弟と工業化―産業革命以前の グロスタ市の事例― (2016)
  • 著者名/発表者名: 米山秀
  • 雑誌名: OU ワーキング・ペーパーシリーズ:増補版,web公開 巻: Ecn 012016-11 ページ: 1-40
  • NAID: 40021037015
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] Peter Clark`s“Cities in East and West” (2016)
  • 著者名/発表者名: Masaru Yoneyama
  • 雑誌名: (首都大経営学専攻のリサーチペーパNo.190, 巻: 190 ページ: 16-17
  • オープンアクセス / 国際共著 / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 移住と徒弟制：日英都市比較の新たな一視角 (2016)
  • 著者名/発表者名: 米山秀
  • 雑誌名: 比較都市史研究 巻: 35 ページ: 10-12
  • NAID: 130006185976
• [雑誌論文] ギルドの衰退と独占ーイギリス地方都市の事例を基に (2014)
  • 著者名/発表者名: 米山秀
  • 雑誌名: 首都大OUワーキングペーパNo.ECN-01-2014-09 巻: ECN-.ECN01-2014-09 ページ: 1-34
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 第12回国際都市史学会に参加して (2014)
  • 著者名/発表者名: 米山秀
  • 雑誌名: 比較都市史研究 巻: 33巻2号 ページ: 4041-4041
  • オープンアクセス
• [学会発表] A case study concerning Formal and informal Apprentices With particular reference to Gloucester:A small provincial town (2015)
  • 著者名/発表者名: Masaru Yoneyam
  • 学会等名: Peter Clark`s semiar on “Cities in East and West”
  • 発表場所: 首都大学東京秋葉原サテライトキャンパス（東京都・千代田区）
  • 年月日: 2015-11-07
  • 国際学会
• [学会発表] Apprenticeship and Freedom (2015)
  • 著者名/発表者名: Masaru Yoneyama
  • 学会等名: Research seminor on comparative history between English and Japanes early modrn towns
  • 発表場所: 首都大学東京(東京都八王子市）
  • 年月日: 2015-10-29
• [学会発表] A case study concerning Formal and informal Apprentices With particular reference to Gloucester:A small provincial town (2015)
  • 著者名/発表者名: Masaru Yoneyama
  • 学会等名: XVIIth World Economic History Congress
  • 発表場所: 京都国際会議場 （京都市）
  • 年月日: 2015-08-07
  • 国際学会
• [学会発表] Apprenticeship and Freedom (2015)
  • 著者名/発表者名: Masaru Yoneyama
  • 学会等名: XVII World Economic History Congress
  • 発表場所: Kyoto international conference centre(京都府京都市）
  • 年月日: 2015-08-07
• [学会発表] The decline of Guilds and their monpoly in English provincial towns (2014)
  • 著者名/発表者名: Masaru Yoneyama
  • 学会等名: 12thInternational Conference on Urban History
  • 発表場所: the Faculty of Social and Human Sciences of NOVA University of Lisbon(ポルトガル）
  • 年月日: 2014-09-05
• [図書] Beyond Guilds (2015)
  • 著者名/発表者名: Luca Mocarelli et al
  • 出版者: Cambridge University Press(イギリス）
• [備考]
  • URL: http://www.biz.tmu.ac.jp/research/research_paper/backnumber.html
• [学会・シンポジウム開催] cities in East and West (2015)
  • 発表場所: Tokyo Met. Uni.International House （東京都八王子市）
  • 年月日: 2015-10-30