研究課題
基盤研究(C)
本申請研究は、財務会計基準設定における、いわゆる条件付き保守主義と無条件保守主義の適用条件を、多期間モデルを使った分析的研究によって明らかにすることであった。まず、会計の機能を再検討した上で、会計史を会計の起源から現代まで紐解き、保守主義の起源とその論理を明らかにした。そして、それに基づいて、保守主義の機能に対してモデル分析を行ない、会計基準設定機関の役割と限界までを研究した。その成果は、『保守主義のジレンマ-会計基礎概念の内部化』中央経済社、2016年3月にまとめられ、日本経済新聞や雑誌書評などで紹介された。その後、当初の設定課題に向けてさらに分析を深化させるべく現在もなお研究進行中である。
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企業会計
巻: 67 ページ: 42-44