研究課題/領域番号 |
26380667
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 上智大学 (2015-2016) 茨城大学 (2014) |
研究代表者 |
稲葉 奈々子 上智大学, 総合グローバル学部, 教授 (40302335)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 社会運動 / フランス / 社会的排除 / 貧困 / 移民 / ホームレス / 非正規滞在移民 / 反貧困 / フレーム分析 / 公営住宅 / スクオッター / 都市下層 / 福祉国家 / フレーム |
研究成果の概要 |
社会的排除をめぐる社会運動について、パリの住宅への権利運動および、東京・大阪の野宿者運動について調査を行った。フランスの場合、移民やシングルマザーなどマイノリティが社会的排除の当事者であるが、運動のフレーミング過程においては、個別のカテゴリーは掲げらず、ミドルクラスにも波及力のあるフレームが形成されていた。日本の場合、マイノリティに固有の権利としてのフレーミングの結果、ときにバッシングを引き起こす。フランスの場合、個別のカテゴリーを設定しないため、植民地主義など社会的排除の基盤にある歴史性は考慮されず、マイノリティ当事者のアイデンティティ・ポリティクスにとって有効なフレームとなっていない。
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