研究課題/領域番号 |
26380708
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
井川 充雄 立教大学, 社会学部, 教授 (00283333)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ラジオ / 冷戦 / アメリカニゼーション / VOA / アメリカ / 放送 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、アメリカの国際放送VOA(Voice of America)と駐留米軍のFEN(Far East Network、1997年にAFNと改称)の2つのラジオ放送が、冷戦期の日本における「アメリカニゼーション」に果たした役割を実証的に解明することにある。1950年代には「短波マニア」が海外放送の受信を行うようになり、1970年代初頭にはBCLブームも巻き起こった。他方、FENについては、口語の英語や最新のアメリカ音楽に触れるために聞くものが増加していった。どちらも本来の意図とは違った受容がなされていた点が共通する特徴であり、これらが相まってラジオという音文化を形成していった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの日本の放送史研究ではVOAやAFNはほとんど触れられておらず、盲点となっていたと言わざるを得ない。とくにAFNは、日本国内の多数の米軍基地が置かれ、そこを中心に「基地文化」が育まれている以上、アメリカ文化の浸透や受容を考察する上で、不可欠のものと言えるだろう。本研究は、冷戦期の日本で、こうしたアメリカの〈声〉がどのような人々によって、どのように受容されたかを明らかにするものである。
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