研究課題/領域番号 |
26380808
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
伊部 恭子 佛教大学, 社会福祉学部, 教授 (90340471)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 社会福祉 / 児童福祉 / 社会的養護 / 児童養護施設 / 自立援助ホーム / 生活支援 / 自立支援 / 社会関係 (社会的つながり) / 社会関係(社会的つながり) / 生活 / 社会関係(社会的つながり) / 社会関係(社会的つながり) |
研究成果の概要 |
本研究は、社会的養護を経験した人々を対象としたライフストーリーインタビューを通して、当事者にとって、社会的養護に関する経験がどのような意味をもっていたかを検討し、ケア過程(アドミッションケア、インケア、リービングケア、アフターケア)における支援のあり方と、成人期への移行期に関する支援課題を明らかにすることを目的とした。インタビュー調査の結果、施設等入所中に当事者が「支えられた」経験が、その後の生、生活に力を与えていることが導かれた。退所後の支援を検討するうえで、インケアのあり方が重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、社会的養護におけるケアを離れた人々の生活および自立に向けての支援のあり方について、当事者を対象とした生活史聴き取りを通して得た結果を考察した点に学術的・社会的意義がある。特に、被虐待等、人と人との関係性において不信や心の傷を抱えた当事者が、施設等のインケアにおいて、特定の他者との関わり―援助関係(虐待関係やコントロール関係ではない、安心・安全な関係性)―のもとに、「支えられた」という実感をもつ経験は、当事者の生、生活を支える一助になっていると考える。 社会的養護において、インケアとアフターケアを一連のものとしてとらえる生活支援とは何かを再考し、理論化していくことが今後の課題である。
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