研究課題/領域番号 |
26380851
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 江戸川大学 |
研究代表者 |
浅岡 章一 江戸川大学, 社会学部, 准教授 (80386656)
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研究分担者 |
五十嵐 敦 福島大学, 教育推進機構, 教授 (40241731)
望月 芳子 江戸川大学, 社会学部, 非常勤講師 (60634938)
福田 一彦 江戸川大学, 社会学部, 教授 (20192726)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 職場適応 / 睡眠習慣 / キャリア形成 / 睡眠 / キャリア教育 / 生活習慣 / 早期離職 / 職場への適応 |
研究成果の概要 |
新卒者の職場への不適応は,企業のみならず学生のキャリアにとっても大きな影響を与える問題の一つである。本研究では,就職に伴う睡眠習慣の変化やキャリアレジリエンスが大卒新社会人の精神的健康に与える影響について縦断的調査により検討した。 解析の結果,大学在学時と比較して就職後には平日の就床時刻は50分,起床時刻は100分以上の前進を示し,平日の睡眠時間は顕著に減少する事が明らかとなった。就職後の適応と各変数との関連を検討したところ,環境への柔軟な適応能力,および肯定的な未来志向性という二つのキャリアレジリエンスとともに平日の睡眠時間の確保が大卒新社会人の精神的健康の維持に重要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大卒新社会人の職場適応の問題については,これまでにも様々な研究がなされてきたが,就職に伴う急激な睡眠習慣の変化という時間生物学的視点から,この適応問題を検討した点に本研究の独自性がある。本研究の結果は,キャリア上の危機に対処する上で必要とされる心理的特性(キャリアレジリエンス)の高さと同様に,睡眠習慣の確立が新社会人の職場適応にとって重要であることを示している。新社会人が平日の睡眠時間を充分に確保できるよう,勤務スケジュールも含めた労働環境の整備と適切な睡眠をとることの重要性周知の必要性をデータから示唆した点に本研究の意義があると言える。
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