研究課題/領域番号 |
26380880
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
若松 養亮 滋賀大学, 教育学部, 教授 (50273389)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 大学生 / 教育学部 / 教職志望 / 信頼 / 意思決定 / 進路意思決定 / 教職 / 教員養成学部 / 適性評価 / 教育実習 / 志望意識 / 内的ワーキングモデル / 他者との相互作用 / 社会的比較 |
研究成果の概要 |
教員養成学部学生の教職への意思決定とその変動に、自己・他者・職業への信頼が関わるという理論モデルを検証した。結果として2年次までにおいては関連が見られたが、3年次以上では関連は弱かった。 面接調査からは、教職に就く意思決定の分岐点となる認知や体験によるモデルを構築した。分岐点とは、(1)教職以外に強く惹かれる選択肢の認知、(2)教師に必要な能力が大きく不足するとの認知、(3)不安への耐性や努力に見合うほどに教師の仕事や成果に強く魅かれたか、である。 さらに彼らの意思決定のキーワードとして「楽しい仕事」に注目した。その含意は多様であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教員養成学部における教職志望意識の変動を説明する枠組みとして、少なくとも教育実習前の年次において、自己・他者・職業への信頼という概念にそれなりの説明力があることがわかった。 また、その枠組み以外に得られたものとして、意思決定の分岐点となる認知や体験、また「楽しめる仕事かどうか」とまとめられるキー概念に着目することができたことで、教育実習以降の年次における意思決定を解明する糸口が得られたことも意義と言える。
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