研究課題/領域番号 |
26380959
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 明星大学 |
研究代表者 |
柴崎 光世 明星大学, 心理学部, 教授 (00325135)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 頭部外傷 / 認知リハビリテーション / 近赤外分光法(NIRS) / 事象関連電位(ERP) / 表情認知 / 頭部外傷(TBI) |
研究成果の概要 |
本研究は頭部外傷者の表情認知障害の評価方法とリハビリテーション効果について行動及び脳活動指標の両側面から検討した.行動課題において,頭部外傷者は「喜び」以外の表情に対する表情認知閾が健常群より上昇し,このような表情認知障害は,記憶,遂行機能,社会的行動の各課題の成績と有意に相関した.また,頭部外傷者では,事象関連電位(ERP)における顔特異的効果(N170効果)が認められず,初期の顔知覚に問題が生じている可能性が示された.一方,表情認知障害に対する集中的な介入の結果,行動尺度上で患者の表情認知障害の改善が生じただけでなく,顔特異的ERP成分(N170)のふるまいにおいても訓練効果が示唆された.
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