研究課題/領域番号 |
26380960
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
松永 美希 立教大学, 現代心理学部, 教授 (60399160)
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研究分担者 |
三浦 正江 東京家政大学, 人文学部, 教授 (00330134)
中村 菜々子 中央大学, 文学部, 教授 (80350437)
古谷 嘉一郎 北海学園大学, 経営学部, 准教授 (80461309)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リアリティ・ショック / ストレス / 教師 / メンタルヘルス / ソーシャル・キャピタル / 完全主義 / 心理学的介入 / ソーシャルキャピタル / 健康心理学 |
研究成果の概要 |
新任教師のメンタルヘルス悪化の早期予防を目的とした包括的支援システムの構築を目的に,本研究は,主に以下の3点について検討を行った。 (1)リアリティ・ショックに対するセルフケア教育としてのメンタルヘルス研修プログラムについて精緻化をすすめる。(2)新任教師とそれを支援する管理職や指導担当者との相互作用や生活場面のリソースについて,ソーシャルキャピタルの観点から,新任教師のメンタルヘルスに及ぼす影響を質的および量的検討を用いて明らかにする。(3)上記2側面の知見をもとに,新任教師のタイプに応じたリアリティ・ショック軽減に有益な支援方法を明らかにし,自治体や学校現場に還元していく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育現場では,団塊世代の教師の大量退職に伴い,新規採用者の増加傾向が続いているが,離職者も増加している。新任教師の多くが,リアリティ・ショック(就職前の期待・イメージと現実とのギャップによる反応)を経験し,メンタルヘルスの悪化や早期離職につながる要因となっている。 本研究では,個人レベルのみならず,管理職や同僚の働きかけや,職場外のサポートや地域とのつながりなど環境要因も明らかにすることによって,新任教師を包括的に支援するシステムについて提案することを目指している。
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