研究課題/領域番号 |
26380970
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 山口大学 (2017-2018) 神戸松蔭女子学院大学 (2014-2016) |
研究代表者 |
安達 圭一郎 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90300491)
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研究分担者 |
上野 徳美 大分大学, 医学部, 教授 (50144788)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2015年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2014年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | マンモグラフィ検診 / 中高年期女性 / 乳がん検診受診行動 / 乳がんに対する病気認知 / マンモグラフィ / 検診受診率 / 自己制御のコモンセンスモデル / 介入効果 / 病気認知 / 介入研究 / 受診促進プログラム / 健康開発 / マンモグラフィ検診受診行動 / 乳がんに対する病気認知尺度日本語版 |
研究成果の概要 |
我々は,低迷するマンモグラフィ検診への受診行動を促進するため,検診未受診の中高年期女性を対象に,①マンモグラフィ検診受診行動に影響する個人差変数である「病気認知(乳がんをどの程度脅威なものと感じているか)」を測定する尺度(Brief IPQ-JBC)の再検討,②「病気認知」のレベルによって対象者を分類し,3種類のテーラーメイドパンフレットを用いた介入効果研究(アウトカム:マンモグラフィ検診受診意図),③同様の介入効果研究(アウトカム:介入後1年間におけるマンモグラフィ検診受診の有無)という3つのステップで研究を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低迷するマンモグラフィを中心とした乳がん検診の受診率向上を目的に,これまでに検診受診経験の全くない中高年期女性の心理社会的背景を明らかにしつつ,介入研究をおこなった。わが国では,乳がん検診未受診者を対象に心理社会的背景を踏まえた介入研究はなく,本研究はその足掛かりとなる貴重な研究と言える。 本研究で用いたパンフレット介入は,検診受診への動機づけを高めるうえでは有用であった。しかしながら,介入後1年間における受診者の割合は4%程度で,実際の受診行動の促進に有効とは言えなかった。ただし一方で,検診受診に関与する新たな心理的な要因が見つかるなど,今後さらなる発展が示唆される内容であった。
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