研究課題/領域番号 |
26380972
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 高野山大学 |
研究代表者 |
森崎 雅好 高野山大学, 文学部, 准教授(移行) (00581159)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 自死遺族 / 複雑性悲嘆 / 日本語版ITG / 日本版MMPI / 半構造化面接 / MMPI新日本版 / 二次的受傷 |
研究成果の概要 |
本研究は、自死遺族の経年による心理的特徴の変化の把握及び悲嘆内容の変化を検討することを目的とした。心理検査による検討では、経年とともに悲嘆の程度が徐々に減少していくこと、また、悲嘆の軽減には、情緒的混乱の収束、抑うつ感の減少が関連していることが示唆された。インタビュー調査では、経年とともに、悲しみの痛みを抱えながらも日常生活を送ることができるようになっていく過程が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、経年とともに自死遺族の悲嘆の程度が軽減し、悲嘆が強い場合には、抑うつ感や思考の不調、自尊感情の低さなどの心理的特徴がみられること、また、強い悲嘆の中にあっても、罪悪感や自責の念はあるものの、経年とともに自身の生きる意味や目的を見出すような心理的変化がみられることを検証したことに意義がある。上記の点を念頭に置きながら個々人の状態にあわせた配慮を行うことが、悲嘆の中にある遺族へのよりよい支援につながるものと思われる。
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