研究課題/領域番号 |
26381030
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
板橋 孝幸 奈良教育大学, 学校教育講座, 准教授 (00447210)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 郷土教育 / 実業補習学校 / 日本教育史 / 全村学校 |
研究成果の概要 |
本研究では、学校教育と社会教育のはざまに着目し、そのはざまを小学校教員が郷土教育によってつなごうとした点について明らかにした。具体的には、教育の目的論、学校と地域の関わりに着目して、昭和戦前期農村小学校教師たちによる郷土教育実践の位置づけを検討し、次の2点を分析した。1つは、当初学校教育の中で展開され、カリキュラム改造を伴いながら実践されてきた郷土教育が、農村地域において学校教育と社会教育のはざまを埋め、接続させる役割を果たしたことである。もう1つは、昭和期に入って初めてこの郷土教育運動が学校教育と社会教育をつなぐ教育論となりえたことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、昭和戦前期の郷土教育が学校教育と社会教育を接続させる役割を果たした点について明らかにした学術的意義がある。近年、学校と地域の連携が強く言われるようになり、さまざまな政策が出されている。地域の教育力を高めていくことは、戦前に限らず、現代においても重要な課題である。過去の取り組みに学ぶことは、近年の教育課題をとらえ直すことにもつながり、現代の教育に示唆を与える社会的意義があると考える。
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