明治期における小学校理科の誕生と「小学校及小学教場教則綱領」

• 研究課題/領域番号: 26381036
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 教育学
• 研究機関: 愛知県立大学
• 研究代表者: 伊藤 稔明 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (40295572)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 小学校理科誕生 / 再改正教育令 / 小学校令 / 小学校及小学教場教則綱領 / 小学科課程表 / 小学校ノ学科及其程度 / 実業教育 / 小学校理科 / 農学校 / 理科 / 教育令 / 学校令 / 理科教育史 / 小学校教則

研究成果の概要

本基盤研究では、明治期における小学校理科の誕生と「小学校及小学教場教則綱領」をテーマに研究をすすめてきた。新教科理科の誕生は2つの要素に分解される。理科誕生の要素のひとつは、「統合」であり、もうひとつは、教育内容の変化である。本研究は、明治期の実業教育思想と自然科学教育論を検討し、科学教育の内容変化の一因を探る研究である。本研究では、当時の実業学校であった農学校の状況や「小学校及小学教場教則綱領」の内容を反映した埼玉県の小学校教則などを具体的な研究対象として、理科の誕生の経緯解明に研究を前進させることができた。

研究成果

• [雑誌論文] 開成山農学校に関する一考察 (2017)
  • 著者名/発表者名: 伊藤稔明
  • 雑誌名: 人間発達学研究 巻: 8 ページ: 11-22
  • NAID: 120006243207
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 1886年埼玉県小学校教則と小学校及小学教場教則綱領 (2016)
  • 著者名/発表者名: 伊藤稔明
  • 雑誌名: 人間発達学研究 巻: 第7号 ページ: 13-24
  • NAID: 120005820293
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 山梨県農学校に関する一考察 (2015)
  • 著者名/発表者名: 伊藤稔明
  • 雑誌名: 愛知県立大学教育福祉学部論集 巻: ６３ ページ: 25-37
  • NAID: 120005605139
  • オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 農学校通則の廃止と商業学校 (2015)
  • 著者名/発表者名: 伊藤稔明
  • 雑誌名: 人間発達学研究 巻: ６ ページ: 1-12
  • NAID: 120005603110
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり