研究課題/領域番号 |
26381140
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 作新学院大学 |
研究代表者 |
山尾 貴則 作新学院大学, 人間文化学部, 教授 (80343028)
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研究協力者 |
大楠 遥 とちぎ若者サポートステーション, スタッフ
村澤 和多里 札幌学院大学, 心理学部臨床心理学科, 教授 (80383090)
池村 友美 医療法人K. MEDICSかせ心のクリニック, かせ心のクリニック
小堀 あゆみ とちぎ若者サポートステーション, スタッフ
原口 麻子 , スタッフ
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 若者自立支援 / ひきこもり / 排除型社会 / 再帰的自己 / 承認 / 潜在能力アプローチ / 引きこもり / 承認論 / 居場所 / ホネット / セン |
研究成果の概要 |
1.若者自立支援活動の実施 「人と気軽に付き合うことができない」という困難を抱える若者たちが気軽に同年代の若者と出会い気軽にやり取りをできる居場所を運営して研究代表者自らもスタッフとして参加し、そこでの若者たちの様子を観察した。 2.若者自立支援活動における居場所活動を評価する視点の検討 上述したような支援活動は、就労に資する直接的なスキルを提供するようなものではないが故に、いわゆる選択と集中といった議論の中で軽視されがちである。そこで、「就労という最終結果を達成するには欠かせない活動」の効果をいかに適切に評価しうるかについてA.センの「潜在能力アプローチ」を手がかりにして検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、若者自立支援活動の重要な活動の1つである居場所活動が「就労という最終結果そのものではないが、最終結果を達成するには不可欠な活動」であることを明らかにし、その活動の意義を評価しうる視点をA.センの「潜在能力アプローチ」を手がかりに検討した。 その結果、就労実績等の外挿的な評価軸で直接的に評価することが難しい支援活動については、支援を受けている個々の若者たちがこれまでどのような状況にあったか、社会的自立を果たすことができるとしたら何が「機能」(セン)として必要であったのかを支援の現場で丁寧に見ながら、それらの達成状況との関わりで当該支援活動を評価することができるのではないかと結論づけた。
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