研究課題
基盤研究(C)
フランスの学校教育における文学遺産について重要な発見をした。中等教育の民主化に大きく貢献した1938年改革から「統一コレージュ」と呼ばれる改革が施行される1977年までに使用された前期中等教育国語の教科書では,「17世紀から今日に至る散文及び韻文の抜粋」という項目が,他の学習項目に比べて特段多くの紙数を占めているのである。この事実は,文学的教養の涵養に特化した中等教育という定説に再考を迫る。一方,2009年以降のカリキュラムに準拠した教科書は,上記の期間に比して文学教育を重視した構である。これは社会の安定のために,共通の教養を市民に普及させるべき,という社会的要求が働いているためと考えられる。
すべて 2016 2015 2014
すべて 雑誌論文 (5件) (うちオープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 5件、 査読あり 3件) 学会発表 (2件)
国際文化学部論集
巻: 17-3 ページ: 367-382
120006536075
STELLA
巻: 35 ページ: 11-24
120005981069
Stella
巻: 34 ページ: 39-55
10.15017/1563559
120005705137
巻: 15 ページ: 367-382
120006535972
巻: 33 ページ: 29-36