研究課題/領域番号 |
26390010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノ構造物理
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
出口 博之 九州工業大学, 大学院工学研究院, 教授 (30192206)
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研究分担者 |
田尻 恭之 福岡大学, 理学部, 助教 (90441740)
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連携研究者 |
小西 健介 愛媛大学, 理工学研究科, 准教授 (00263921)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 二次元量子スピン反強磁性体 / ナノスケール微粒子 / 磁気エッジ効果 / 電子スピン共鳴 / 超常磁性 |
研究成果の概要 |
La2CuO4ナノスケール微粒子の作成を行い,その構造および粒径を調べて磁気測定を実施した.ナノスケール粒子の磁化率の温度依存および磁化過程の測定を行った.La2CuO4ナノスケール微粒子のESR測定を行い,スペクトルの温度依存性を詳しく調べた.磁気測定では,超常磁性が観測され,データ解析の結果,S=1/2, g=6の磁気モーメントによる磁性であることが判明した.ESR測定からは,4つのスペクトルが観測され,主成分としてS=1/2, g=6のスペクトルが存在することが確認された.非常に大きなg値をもつ超常磁性が存在することが明らかになった.この超常磁性は二次元面のエッジ効果によると考えられる.
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