研究課題
基盤研究(C)
本研究では,炭素材料上に精密担持した金属ナノ粒子による触媒的分子変換反応の開発を目的としている.まず炭素ナノ繊維(CNF)中に窒素原子を導入した窒素含有CNF(N-CNF)について,窒素量の異なるものを合成した.その結果,担持金属は窒素量が多いほど粒子径制御できること,反応ではPd種は効果的にベンジル位の水素化分解反応を抑制することを見出し,芳香族ケトンの水素化還元やベンジル保護基を保持した水素化反応に優れた触媒となることを明らかにした.一方,ヒドロシランを用いたアミドの還元反応では,N-CNFや活性炭担持触媒が高活性であること,活性種は溶出した金属コロイドであることを明らかにした.
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件)
ChemistrySelect
巻: 1 号: 11 ページ: 2594-2602
10.1002/slct.201600552
炭素
巻: 266 ページ: 35-40
130004812841