研究課題/領域番号 |
26400342
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
柳澤 達也 北海道大学, 理学研究院, 准教授 (10456353)
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連携研究者 |
網塚 浩 北海道大学, 理学研究院, 教授 (40212576)
日髙 宏之 北海道大学, 理学研究院, 助教 (90466459)
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研究協力者 |
Maple M. Brian カリフォルニア大学サンディエゴ校, 物理学科, 教授
Zherlitsyn S. ドレスデン強磁場研究所, 強磁場技術研究基盤部門長
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 超音波 / 弾性定数 / カゴ状化合物 / 重い電子系 / 多極子 / 静水圧力 / パルス磁場 / 強相関電子系 / 物性実験 / 低温物性 / 磁性 / 国際情報交換 / アクチノイド / アメリカ:ドイツ:チェコ |
研究成果の概要 |
高い対称性を持つ籠状結晶構造に宿る、局所電荷揺らぎや多極子自由度などの複数の量子自由度の結合・拮抗に由来すると考えられる、風変わりな物性に着目し、超音波測定の手法を用いて弾性応答の観点から、カゴ状化合物の量子基底状態を調べた。特に磁場に鈍感な重い電子状態を示すSmOs4Sb12については、パルス磁場を用いた弾性応答により結晶場基底状態を判別し、静水圧力下実験から低温秩序相にΓ67基底状態が有する磁気八極子の相関が強く影響していることを明らかにした。また、カリフォルニア大学との共同研究により作成した新規籠状物質PrNi2Cd20はΓ3非クラマース二重項基底状態を持つことを明らかにした。
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