配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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研究成果の概要 |
本研究課題では,ナノ細孔中Heの超流動応答の孔径依存を詳細に測定した.その結果,孔径を2.8 nmから2.5 nmに狭めると,超流動の成長が緩やかになることを発見した.孔径2.5と2.8 nmの系での振る舞いの違いは,熱的に励起された位相スリップを考慮することで説明できる.また,細孔中Heの蒸気圧測定から,飽和蒸気圧より定圧において希薄な液体が存在することを明らかにした.さらに,この希薄な液体領域において,加圧下と同様に超流動の強い周波数依存を観測し,全密度領域において,統一的にTL液体モデルで振る舞いを説明できることを明らかにした.
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