研究課題/領域番号 |
26400353
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
大野 義章 新潟大学, 自然科学系, 教授 (40221832)
|
連携研究者 |
佐野 和博 三重大学, 工学部, 教授 (40201537)
柳 有起 明治大学, 理工学部, 研究員 (70634343)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 多バンド系超伝導体 / 電子相関 / 電子格子結合 / A15型超伝導体 / Ta2NiSe5 / 軌道揺らぎ / 励起子揺らぎ / 励起子相 / FFLO状態 / 超伝導 / 多バンドハバード模型 / 乱雑位相近似 / エリアシュベルグ方程式 / 超伝導発現機構 / 励起子秩序 / 構造相転移 / 第一原理計算 / 3鎖ハバード模型 / 36バンドd-p模型 |
研究成果の概要 |
鉄系超伝導体の理論研究を通して構築された計算手法を用いて、電子相関と軌道-格子結合の協力効果が重要と考えられる多バンド系を調べた。A15型超伝導体の第一原理計算から導出した36バンドd-p模型に基づき、サイト間d-pクーロン相互作用の効果が構造相転移(マルテンサイト変体)を共に説明する軌道秩序を記述するとともに、その揺らぎがHigh-Tcの起源となることを示した。また、Ta2NiSe5に対する3鎖ハバード模型を調べた結果、高圧半金属相ではFulde-Ferrell-Larkin-Ovchinnikov(FFLO)励起子相が発現し、その揺らぎによってFFLO超伝導が導かれることが分かった。
|