研究課題/領域番号 |
26400374
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
|
研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
藤森 伸一 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 物質科学研究センター, 研究主幹 (70343936)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 強相関電子系 / アクチノイド化合物 / 角度分解光電子分光 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、強相関f電子系における磁性の起源を電子状態から明らかにすることを研究目的として、同じ結晶構造を持ちながら磁気的に異なる性質を示すUX3 (X=Al, Ga, In)化合物の電子状態を、放射光光電子分光を用いて明らかにした。非磁性体であるUAl3と反強磁性体であるUGa3において5f電子は遍歴的である一方で、反強磁性体UIn3においては電子相関効果が強いことが明らかとなった。特にこれら化合物の大まかなフェルミ面形状は類似の構造を持つ一方で、細部に違いが観測された。これは遍歴f電子系磁性の起源を解明する上において最も基礎的な情報であり、その解明に向けて大きく前進することができた。
|