研究課題/領域番号 |
26400381
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
中山 恒義 北海道大学, -, 名誉教授 (80002236)
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研究分担者 |
兼下 英司 仙台高等専門学校, 総合科学系, 准教授 (60548212)
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連携研究者 |
高畠 敏郎 広島大学, 大学院・先端物質科学研究科, 名誉教授 (40171540)
末国 晃一郎 九州大学, 大学院・総合理工学研究員エネルギー物質科学部門, 准教授 (10582926)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 熱電変換物質 / ガラス / 熱伝導 / クラスレート / 局在現象 / 中性子非弾性散乱 / THz振動数 / クラスレート化合物 / 構造ガラス / フォノン熱伝導 / ボソン・ピーク / 中性子散乱 / 非調和性 |
研究成果の概要 |
I型クラスレートでは、内包イオンの対称性が破れる事により、ガラスと同じ熱的ならびに動的な現象が発現する。これらはすべて、THz振動数領域のフォノン・モードの特異な性質に起因する。本研究では、対称性が破れたI型クラスレートに対して、大規模シミュレーションを遂行し、状態密度、比熱、動的構造因子、そして各モードの局在因子(PR)を計算した。これにより対称性が破れたクラスレートには3つの特徴的なモードが存在することが分かった。これらは非局在モード、弱く局在したモード、そして強く局在したモードである。これらの結果を基に、I型クラスレートの熱伝導度の特徴的な温度依存性を理論的に説明することができた。
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