研究課題/領域番号 |
26400382
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
谷口 伸彦 筑波大学, 数理物質系, 准教授 (70227221)
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研究協力者 |
新井 和明 筑波大学, 数理物質科学研究科, 大学院生
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 量子ドット / 量子輸送 / 強相関電子系 / 非平衡現象 / ナノ系 / 非平衝現象 |
研究成果の概要 |
電荷電流の保存則は当然満たすべき基本的法則であるが、ナノ系量子輸送の電子相関効果を非平衡摂動論により計算を行うと電荷保存則を破る結果を得る。この問題を踏まえ、本研究課題は、非平衡系で電荷保存則を明示的に満たし、かつ強い電子相関効果を取り込むことのできる「動的複合粒子描像」に基づく手法を提案開発し、非平衡量子ドット系の電子相関効果を統一的に記述できることを明らかにした。また新たな知見として、局所相関系の経路積分の厳密評価法を考案するとともに、ナノ量子系の非平衡定常状態に対して、具体的に量子熱力学を構築し、輸送現象との関連を明らかにした。
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