研究課題/領域番号 |
26400390
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
内海 裕洋 三重大学, 工学研究科, 准教授 (10415094)
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研究協力者 |
Golubev Dmitri
小林 研介
岡田 大輝
伊藤 貴博
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 非平衡・非線形物理 / メゾスコピック量子輸送 / 半導体ナノ構造 |
研究成果の概要 |
量子導体を対象に,熱電効果にまつわる熱・電荷・エントロピーの揺らぎに関する研究を行った.この研究は,揺らぎの分布を取り扱う理論である完全計数統計理論(full-counting statistics)にもとづく.本研究では,1)電極の熱揺らぎを取り扱う理論を構築した.それを拡張し非平衡スピントルクによる磁化反転や,効率の分布を解析した.2)量子状態の事前・事後選択を行ったとき,熱溜めに放出される熱量分布が満足する一般的な関係を調べた.3)量子導体において自己情報量の揺らぎの分布を求めた.これによりエンタングルメント・エントロピーの揺らぎを特徴づけることができる.
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