研究課題/領域番号 |
26400393
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
SLEVIN KEITH 大阪大学, 理学研究科, 准教授 (90294149)
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研究協力者 |
大槻 東巳
Kettemann Stefan
原嶋 庸介
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | disordered systems / Anderson transition / critical phenomena / doped semiconductors / Coulomb interaction / Kondo effect / quantum Hall effect / Doped semiconductors / semiconductor physics / Anderson localisation / Anderson localization |
研究成果の概要 |
本プロジェクトでは,大規模数値シミュレーションを用いて,単純化されたモデルとドープされた半導体の金属 - 絶縁体転移のより現実的なモデルの両方で,アンダーソン転移の臨界現象の理解に貢献した。単純化したモデルにおけるアンダーソン転移の臨界指数の次元依存性を数値的に詳細に研究し、その結果が解析的予測と一致していることを示した。また、アンダーソン転移に対する磁性不純物の影響を調べ,解析的な理論的予測と一致することを確認した。また,臨界指数(したがって相転移の普遍性クラス)が電子間の長距離クーロン相互作用によって変化するという証拠も見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本プロジェクトは,ランダムポテンシャルと電子 - 電子相互作用の両方を含む問題を扱っている。この問題は,物性物理学において最も困難なものの一つである。この研究プロジェクトの学術的意義は2つあると思われる。まず、この研究はアンダーソン遷移を説明するために提案された理論的な考え方が正しいという確信を与えた。第二に、この研究はランダムポテンシャルと電子 - 電子相互作用を(近似的にではあるが)同等に扱う研究への道を示唆した。
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