研究課題/領域番号 |
26400395
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
狐崎 創 奈良女子大学, 自然科学系, 准教授 (00301284)
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研究分担者 |
中原 明生 日本大学, 理工学部, 教授 (60297778)
大信田 丈志 鳥取大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (50294343)
松尾 洋介 日本大学, 理工学部, 研究員 (40611140)
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連携研究者 |
水口 毅 大阪府立大学, 工学研究科, 准教授 (80273431)
大槻 道夫 島根大学, 総合理工学研究科, 講師 (30456751)
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研究協力者 |
西本 明弘 関西大学, 人間健康学部, 非常勤講師
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 物性基礎論 / 非線形動力学 / レオロジー / 乾燥破壊 / 揺れの記憶効果 / 応力異方性 / X線CT / 石松子ペースト / 記憶効果 |
研究成果の概要 |
固体微粒子と液体の混合物のペーストは水平加振した後に静置して乾燥すると加振方向に垂直な方向に乾燥亀裂が現れる。本研究ではこのような「揺れの記憶」を持つペーストを調べ、板バネを用いた応力測定法を開発し、炭酸カルシウムペーストで乾燥前に応力異方性が発達することを見つけた。さらに、澱粉ペーストや石松子のペーストといったサイズの大きな粉体のペーストで記憶効果を確認し、石松子のミクロな粒子配列にもマクロな異方性と整合する統計的異方性が生じていることをマイクロフォーカスX線CTを用いて確認した。これらは、亀裂形成以前に存在している異方的な構造を初めて確認した成果であり、記憶効果の解明に繋がる結果である。
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