研究課題/領域番号 |
26400427
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
辰巳 創一 京都工芸繊維大学, 材料化学系, 助教 (50533684)
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研究分担者 |
野田 泰斗 京都大学, 理学研究科, 助教 (00631384)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 液体液体転移 / 中性子準弾性散乱 / 熱測定 / 中性子散乱 / NMR / 液液転移 / ガラス転移 / 構造変化 |
研究成果の概要 |
細孔内に封入されたシクロヘキサンの示す液体液体転移の起源を構造及びそのダイナミクスの観点から,X線粉末回折,中性子準弾性散乱,数値計算を通じて明らかにすることを試みた. 熱測定から転移に伴う変化は極めて小さいことが予想されていたが,構造から中距離秩序に由来する長さが大きくなっている様子が判明すると同時に,ダイナミクスの観点からも転移点の前後で変化が生じていることがわかった.数値計算と合わせた検証により,この転移は第二近接分子との配向秩序の上昇を伴うことが示唆された.これは他の液晶などの転移ではあまり見られない現象であり,液体液体転移に特有の現象ではないかと思われる.
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