研究課題/領域番号 |
26400477
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
超高層物理学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
西野 真木 名古屋大学, 工学研究科, 特任講師 (50466794)
|
研究協力者 |
齋藤 義文 宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (30260011)
原田 裕己 京都大学, 大学院理学研究科, 助教 (90823386)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 月面環境学 / 月プラズマ / SELENE / 太陽風 / 太陽風・月相互作用 / 波動粒子相互作用 / 月プラズマ環境 / 惑星間空間磁場 / 月ウェイク / 反磁性効果 / ウェイク / 帯電 / 静電孤立波 / 衝撃波粒子加速 / 磁気異常 |
研究成果の概要 |
月と太陽風の相互作用に関して、未解明であった現象の物理メカニズムを月周回衛星Kaguya (SELENE)のデータ解析によって明らかにした。具体的には、(1)ウェイク中の磁気異常の様子、(2)地球磁気圏前面のフォアショック中での月の電位変化、(3)月周辺での太陽風磁場が減少するイベントの発見、(4)月周辺での波動粒子相互作用のうち静電孤立波の励起メカニズムの同定、といった成果が得られた。また、観測データの解析結果に基づき、ウェイク境界の新たなモデルを提唱した。これらは理工の両面で月面環境学の基礎となる成果であるとともに、他の岩石惑星や小天体にも広く応用が可能である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は月周回衛星Kaguya(SELENE)の観測データを用いて月面の電磁環境を推定したものであり、理工の両面において将来の月面探査の基礎データとなるものである。また、月と太陽風の相互作用のうち未解明であった現象の物理メカニズムを明らかにすることが出来たが、これは月以外の天体(水星や小天体等)にも広く応用することが可能である。
|