研究課題/領域番号 |
26410001
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
羽馬 哲也 北海道大学, 低温科学研究所, 助教 (20579172)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 水素化 / 重水素化 / 芳香族炭化水素 / 反応制御 / 速度論的同位体効果 / 同位体分別 / 表面化学反応 / 量子トンネル効果 / アモルファス / 結晶 / ベンゼン / 星間化学 |
研究成果の概要 |
低温(10-50 K)な星間分子雲では,水素(H)・重水素(D)原子による星間塵の表面トンネル反応が重要な化学過程となる.また,芳香族炭化水素は星間塵の核となる物質としてよく知られている.本研究では,H(D)原子によるアモルファスベンゼン(C6H6)の表面トンネル反応の実験研究をおこなった.ベンゼンへのH(D)原子付加反応は高い活性化エネルギーがあるにもかかわらず,トンネル効果により,シクロヘキサン(C6H12/C6H6D6)が生成することがわかった.この結果は,今まで化学的に安定と思われていた芳香族炭化水素が,星間分子雲においてもトンネル効果によってH(D)原子と反応をおこすことを意味する.
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