研究課題/領域番号 |
26410018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
高椋 利幸 佐賀大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70291838)
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連携研究者 |
德島 高 理化学研究所, 放射光科学研究センター, 技師 (10415242)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | イミダゾリウム系イオン液体 / 分子性液体 / 遷移金属イオン / 錯形成平衡 / 水素結合 / 軟X線吸収分光法 / 軟X線発光分光法 / 電子構造 / 静電的相互作用 / 密度凡関数法 / 電子供与性 / 錯形成安定度定数 / エンタルピー / エントロピー / 酸化還元電位 / 配位子置換反応 / 平衡定数 / SPring-8 / X線吸収スペクトル / X線発光スペクトル |
研究成果の概要 |
イオン液体中でNi(II)とDMSO,メタノール,アセトニトリルとの錯形成平衡を観測した。また、イオン液体と分子性液体の相互作用をIR, Raman, NMR法で明らかにした。さらに、錯形成によるイオン液体や分子性液体の電子構造変化を捉えるため軟X線吸収・発光分光法(XAS, XES)をイオン液体のN K-edgeの観測に適用した。安定度定数はDMSO >> AN > MeOHの順番で高く、イミダゾリウム環と分子性液体の水素結合は錯形成に対して顕著には寄与しないことがわかった。また、イオン液体陽イオンと陰イオンの相互作用は弱く、N原子の電子構造には大きく影響しないことを明らかにした。
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