研究課題
基盤研究(C)
本研究は、二酸化炭素の多電子還元によるメタノール生成を行う上で必須である一酸化炭素の還元的活性化を実現するための技術を開発するものである。一酸化炭素を論理的に還元するための手法を確立するため、異種二核錯体を用いた検討を行った。一酸化炭素の捕捉および活性化を行うRu錯体と、電気化学的に再生可能なヒドリドを供給しうるRh錯体を組み合わせた新規二核錯体を創製し、その化学的・電気化学的性質を明らかにした。Rh上にCp*配位子をもつRu-Rh二核錯体が、電解還元反応条件下でメタノールの生成を示したこと、および電解反応後もその構造を保っていることから、電解還元反応触媒として有用であることが示唆された。
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Inorganic Chemistry Communications
巻: 67 ページ: 25-28
10.1016/j.inoche.2016.02.022