研究課題
基盤研究(C)
多官能性カロテノイドであるフコキサンチンは海洋光合成初期過程を担う補助集光色素である。クロロフィルaおよびタンパク質と共に光捕集アンテナ超分子複合体を形成し、吸収した光エネルギーを超効率的に(>85%)クロロフィルへ伝達する。この超効率的な機能にはフコキサンチンが持つICT準位の関与が提唱されている。海洋光合成の超効率的なエネルギー伝達機構の解明を目的として、本研究では、フコキサンチン類縁体の効率的な合成を可能にする新奇な合成ブロックを開発し、パラセントロンおよびその誘導体の合成を達成した。次いで、超高速時間分解吸収スペクトル解析により、パラセントロンがICT準位を持つことを明らかにできた。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 2件、 査読あり 9件、 謝辞記載あり 3件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (29件) (うち国際学会 8件)
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