研究課題
基盤研究(C)
固体相から溶融しつつある境界層および固体相に凝固しつつある境界層中に生じる乱流の発生維持機構を解明し、乱流構造の特徴に基づく乱流モデルの開発と改良に応用することを目指して、液体金属流れを想定した乱流の直接数値シミュレーションを実現した。その結果、固体相が溶融する際に、乱流構造の挙動によって乱流生成が促進されて、乱流拡散効果が増大することを発見した。また、凝固する際には、凝固速度によって、乱流が再層流化する可能性があることがわかった。さらに、壁面摩擦速度のように、壁表面の相変化の条件によっては見積もることが困難な指標を必要としないことから、ダイナミックモデルの優位性があることが確かめられた。
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Journal of Turbulence
巻: 印刷中 号: 6 ページ: 497-511
10.1080/14685248.2017.1298769
Journal of Non-Newtonian Fluid Mechanics
巻: 206 ページ: 29-39
10.1016/j.jnnfm.2014.02.003