化学反応の直観的理解に基づく燃焼技術開発基盤の構築

• 研究課題/領域番号: 26420134
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 熱工学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 三好 明 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (60229903)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円); 2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 詳細反応機構 / 燃焼工学 / 熱工学 / 燃焼 / 内燃機関 / Livengood-Wu積分 / ノッキング / 火炎伝播 / EGR / 噴霧燃焼

研究成果の概要

Livengood-Wu積分とノックの関係を明らかにし、セタン価と均一予混合気体の関係を断熱混合モデルによって解釈できることを０次元モデルによって示した。また詳細反応機構を用いて筒内条件のような高温・高圧の層流火炎伝播速度が推定可能であることを示し、これとEGRの関係を数値計算より明らかにした。またPAHの新たな生成経路としてフルベナレニルラジカルの反応を量子化学計算によって明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] ０次元ノックモデルと Livengood-Wu 積分 (2017)
  • 著者名/発表者名: 三好明
  • 雑誌名: 自動車技術会論文集 巻: 48 ページ: 41-46
  • NAID: 130006734164
  • 査読あり
• [雑誌論文] 混合気形成過程の低温酸化反応の着火への影響 (2015)
  • 著者名/発表者名: 三好 明
  • 雑誌名: 自動車技術会論文集 巻: 46 ページ: 1025-1030
  • NAID: 130006319680
  • 査読あり
• [雑誌論文] Experimental and Theoretical Study on the Thermal Decomposition of C3H6 (Propene) (2015)
  • 著者名/発表者名: Wei-Chung Hung, Chieh-Ying Tsai, Hiroyuki Matsui, Niann-Shiah Wang, and Akira Miyoshi
  • 雑誌名: J. Phys. Chem. 巻: 119 号: 8 ページ: 1229-1237
  • DOI: 10.1021/jp5102169
  • 査読あり
• [雑誌論文] 噴霧燃焼への詳細反応によるアプローチ (2014)
  • 著者名/発表者名: 三好 明
  • 雑誌名: 自動車技術会論文集 巻: 45 ページ: 939-944
  • NAID: 130006319478
  • 査読あり
• [学会発表] ０次元ノックモデルと Livengood-Wu 積分 (2016)
  • 著者名/発表者名: 三好明
  • 学会等名: 自動車技術会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2016-05-25
• [学会発表] 火炎伝播とノックへのEGRの効果に関する反応解析 (2015)
  • 著者名/発表者名: 三好 明
  • 学会等名: 内燃機関シンポジウム
  • 発表場所: 京都テルサ（京都府京都市)
  • 年月日: 2015-12-08
• [学会発表] 断熱混合モデルによる予備噴射燃焼とRCCIに関する検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 三好 明
  • 学会等名: 第52回燃焼シンポジウム
  • 発表場所: 岡山コンベンションセンター
  • 年月日: 2014-12-03 – 2014-12-05
• [学会発表] アルカンの低温自着火への芳香族炭化水素の添加効果 (2014)
  • 著者名/発表者名: 近藤 隆之，三好 明
  • 学会等名: 第52回燃焼シンポジウム
  • 発表場所: 岡山コンベンションセンター
  • 年月日: 2014-12-03 – 2014-12-05
• [学会発表] o-、m-、p-メチルベンゾイルラジカルと酸素分子の反応機構 (2014)
  • 著者名/発表者名: 村上 能規，橋本 公太郎，三好 明
  • 学会等名: 第52回燃焼シンポジウム
  • 発表場所: 岡山コンベンションセンター
  • 年月日: 2014-12-03 – 2014-12-05