研究課題/領域番号 |
26420504
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水工学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
久木 幸治 琉球大学, 理学部, 教授 (60305183)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 海洋レーダ / 波浪スペクトル / 波浪推算 / ドップラースペクトル / 再解析データ / 波高 / 周期 / 海上風 / 一次散乱 / 時間補間 / 吹送距離 / 近慣性振動 / インバージョン / 二次散乱 / 自己組織化マップ解析 |
研究成果の概要 |
短波海洋レーダによって表層の海流や波浪などを観測するが可能である。しかし波浪推定手法については確立しているとは言い難い。そこでまず一基のレーダによる波浪スペクトルの推定を行った。その研究では,推定波浪パラメータを現場観測及びモデル推算結果と比較した。次にこの手法を改良することによって,直交座標格子点上における,波浪スペクトル推定手法の開発を行った。本手法は,レーダが一基或いは二基以上,いずれの場合についても適用することが可能である。さらに波浪推算の高精度化を目的として,海上風の時間補間の改良を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
沿岸海洋防災において波高などの観測が必要である。ところが沿岸の波浪観測は,波浪観測装置を設置する手法や陸上設置型マイクロ波レーダに限定される。前者は1点における観測であり,波高の面的な分布を得ることができない。後者では観測領域はレーダからの見通し距離範囲内に限定される。一方短波海洋レーダはマイクロ波レーダに比べて広い範囲で波浪を観測することが可能である。また最近,短波海洋レーダは津波監視レーダとしても注目されている。従って短波海洋レーダに,波浪観測及び津波監視レーダとしての機能を持たせることによって,総合的な沿岸海洋防災レーダとして活用することが可能となる。
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