研究課題/領域番号 |
26420636
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 和洋女子大学 (2017-2018) 石川工業高等専門学校 (2014-2016) |
研究代表者 |
小林 勉 和洋女子大学, 家政学部, 特任教授 (10646938)
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研究分担者 |
西村 伸也 新潟大学, 自然科学系, 教授 (50180641)
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研究協力者 |
棒田 恵
宮田 桂
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 町家 / せがい造り / 出し桁造り / 金石 / 黒島 / 岩瀬浜 / 滑川 / 登り梁 / 出し桁 / 登り梁構法 / 伝統構法 / 平入り / 輪島・黒島 |
研究成果の概要 |
建築構法(せがい梁間隔)・建築文化 石川県黒島のせがい梁間隔は@1820㎜間隔の柱出し構法も見られるが、登り梁構法が60%を占めていることが特徴的である。金石では、@1820㎜間隔が多数を占めていた。特に、柱腕木が70%以上を占めている。富山県岩瀬浜では、町並みの基本とした腕木は、@1820・@1365 ㎜間隔であり、過去の状態に復元された町家では、広い間隔の@2050 ㎜・@1820 ㎜であった。滑川で@1820㎜が多数を占めていることが分かった。また、うだつ・さがり等金沢に見られた建築文化が富山まで見られた。軒先廻りの部材寸法が、各地域で数値で捉えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新潟県内の研究を石川県・富山県まで広げ、北陸地域の建築構法と建築文化の継承を研究した。建築構法で軒先廻りの腕木間隔やその断面寸法、たる木間隔やその断面寸法など詳細に実測調査を行った。現存する町家が姿を消していくなか、各地域に残っている建築構法を解明することは学術的意義のあることと考える。同様に、建築構法だけではなく建築文化としていくつかの手法が北陸地域に伝えられていることも分かった。スクラップ&ビルドではない伝統的な町家から地域性を重んじた構法や文化を研究することは、社会的意義も大きいと考えられる。
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