研究課題/領域番号 |
26430026
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経生理学・神経科学一般
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研究機関 | 名古屋文理大学 |
研究代表者 |
成田 裕一 名古屋文理大学, 健康生活学部, 教授 (40360614)
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研究協力者 |
RIJLI Filippo Friedrich Miescher Institute for Biomedical Research
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 蝸牛神経核 / ロンボメア / How / cell type / 免疫染色 / 神経投射 |
研究成果の概要 |
一部のロンボメアのみが遺伝的に標識されたマウスを作成し、これらの標識と免疫染色による蝸牛神経核cell type判別を組み合わせることで、cell typeのうちのいくつかが特定のロンボメアに由来することを明らかにすることができた。さらに、ロンボメア情報が改変されたミュータントマウスにおけるcell typeの分布を調べた結果、改変されたロンボメア由来と考えられる一部のcell typeが欠損しているケースを見つけることができた。これらの結果はいずれも本研究で立てた「ロンボメア構造が cell type 分化の鍵になっているのではないか」という仮説と合致するものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
聴覚障害の多くは内耳や内耳神経の異常によるものであるが、症状が進行したケースでは、蝸牛神経核の神経細胞も壊死している場合がある。現在、このような場合には、有効な治療法がない状態であるが、本研究で解明の手がかりをつかむことができた蝸牛神経核のcell type分化の分子メカニズムが解明できれば、ES細胞やiPS細胞から多様なcell typeを再生することが可能になる。このように、本研究で得られた知見は、将来的な聴覚再生医療の手法確立の目的にも有用なものである。
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