研究課題
基盤研究(C)
本研究では、胚発生期に大脳皮質の神経前駆細胞において発現し、多くの遺伝子の発現を制御するDNAメチル基転移酵素Dnmt3bに着目し、機能的神経回路との関わりを探った。Dnmt3b KOマウスよりiPS細胞を樹立し、KO遺伝型と野生型細胞を併せ持つキメラマウスを作製した。このキメラマウスに様々な方位と空間周波数よりなる縞刺激を呈示し、一次視覚野より視覚応答を、in vivoカルシウムイメージングにより記録した。解析の結果、KO細胞群では方位選択性が野生型細胞群に比べて低かった。以上の結果は、神経前駆細胞でのゲノムDNAへのメチル化制御が一次視覚野神経細胞の反応特性に影響を与える可能性を示唆する。
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BMC Biology
巻: 14 号: 1 ページ: 103-103
10.1186/s12915-016-0326-6