研究課題/領域番号 |
26430066
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
下畑 享良 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (60361911)
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研究分担者 |
高橋 哲哉 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (20515663)
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連携研究者 |
金澤 雅人 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (80645101)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 脳虚血 / プログラニュリン / 神経細胞保護 / 血管保護 / 抗炎症 / TDP43 / 脳梗塞 / 脳浮腫 / IL10 |
研究成果の概要 |
急性局所虚血に対し,成長因子プログラニュリン(PGRN)は,PGRNノックアウトマウスを用いた実験で,TDP43の細胞質への異常局在を抑制すること,ミクログリアにおけるIL-10を介した抗炎症作用,そしてVEGF抑制を介した血管保護作用を含む,さまざまなメカニズムにて脳保護効果を有することを明らかにした.さらにラット自家血血栓を用いた脳塞栓モデルにおいて,組織プラスミノゲン・アクチベーターとPGRNの併用は,脳梗塞サイズ,浮腫サイズ,出血量を有意に抑制した.PGRNは神経細胞保護,血管保護,抗炎症効果を併せ持つ,これまでにない脳保護薬になる可能性が示唆された.
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