研究課題
基盤研究(C)
近年、肥満や糖尿病は癌の発症、進展、生存に深く関わることが多くの研究から明らかとされている。私はグルタミン代謝の鍵分子GLS2が、ミトコンドリアに存在しαケトグルタル酸を介してTCAサイクルを促進すると共に、グルタチオンを介して抗酸化作用を発揮することを明らかとしてきた。本研究ではGls2ノックアウトマウスを用いて生体内におけるGLS2の生活習慣病と癌における役割を検討した。その結果、Gls2ノックアウトマウスは高脂肪食を負荷すると肥満・高中性脂肪血症・糖尿病といったメタボリック症候群を呈し生存曲線が有意に低下した。更にGls2ノックアウトマウスでは肝癌の進行が有意に増悪することが示された。
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