研究課題/領域番号 |
26430138
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍生物学
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
奥山 裕照 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), 研究所, 研究員 (50432373)
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研究分担者 |
井上 正宏 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), 研究所, 部長 (10342990)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 大腸癌 / 3次元培養 / 極性 / src / dynamin / 肝転移 / 3次元培養 / Src |
研究実績の概要 |
平成26年度は、浮遊培養とゲル培養での極性状態のちがいを観察した。極性分子(villin, ZO-1, Par3, atypical PKCなど)の免疫染色を行い確認した。ゲルと浮遊培養で極性の状態が異なることが分かった。どちらも24時間以内に起こった。さらに、臨床検体のヒト大腸癌の組織を用いて血管内に浮遊する腫瘍塊、血管壁に着床した腫瘍塊、血管壁から間質に浸潤した腫瘍塊など、様々な脈管侵襲における極性状態を二重染色で検討したところ、apical out, apical in両方の状態が人の体内でも存在することが分かった。 平成27年度は、integrinの下流のシグナルであるFAK, Src, ILKについて解析したところ、Src阻害剤で極性転換を顕著に抑制することからSrcの関与が示唆された。さらに、endocytosisに関与するdynaminにも注目した。Dynamin阻害剤で極性転換が抑制されたことから、dynaminの関与も示唆された。さらに、CTOS を門脈から注入して肝転移モデルを確立した。src、dynaminともにその阻害剤で処理したCTOSは肝転移を抑制した。 平成28年度は、まず極性転換に関連する分子としてRhoに着目し、Rho kinaseの阻害剤Y27632を用いて、極性転換しないCTOSが極性転換を起こすように変化を起こすことを発見した。また、臨床検体から樹立したCTOSライン10症例分を用いて、ゲルに埋めた際に極性転換するCTOSと極性転換しないCTOSに分類し、microarrayを行ったところRhoの機能を制御する分子が同定されてきた。
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