研究課題
基盤研究(C)
神経細胞株由来エクソソームはスフィンゴ糖脂質(GSL)依存的にアミロイドbetaを除去する性質をもつ。マウス脳由来の初代培養細胞が分泌するエクソソームのGSL解析を行なった結果、ニューロン由来エクソソームのGSL含量はグリア由来エクソソームと比較して顕著に高く、シアル酸結合GSLの割合が高いなどの特徴がみられた。このGSL構成を模したリポソームを作製しAbeta除去効率を評価したが、エクソソーム類似の効果は認められなかった。Abeta結合の標的となるGSL集積ドメインの形成は他の脂質の影響も受けることから、エクソソーム膜の総合リピドミクスを参考にした人工エクソソーム作製が今後の課題である。
すべて 2017 2016 2015 2014 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 2件) 備考 (1件)
Frontiers in Neuroscience
巻: 印刷中
10.3389/fnins.2017.00229
Biomolecular Concepts
巻: 7 号: 1 ページ: 53-68
10.1515/bmc-2015-0033
FEBS letters
巻: 589 ページ: 84-88
J Biol Chem
巻: 289 号: 35 ページ: 24488-24498
10.1074/jbc.m114.577213
http://www.hokudai.ac.jp/news/140818_pr_pharm.pdf