研究課題
基盤研究(C)
ラパマイシンの標的因子であるターゲットオブラパマイシン(TOR)が形成するTOR複合体2(TORC2)は栄養、ストレスなどの情報を統合し、代謝や生存・増殖を制御する細胞内情報伝達因子である。研究代表者らは既に分裂酵母TORC2制御因子の候補を得ていたことから、本研究では、これら候補タンパク質によるTORC2経路のストレス応答の制御機構を解析した。その結果、これらが異なる刺激に応答し、異なる機構でTORC2を制御することが示され、それらのうちTORC2のグルコース飢餓応答に関する成果を論文として発表した。今後、これらの制御機構の詳細な解析およびヒトのTORC2への応用への展開が期待される。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)
Cell Cycle
巻: 14 号: 6 ページ: 848-856
10.1080/15384101.2014.1000215