研究課題
基盤研究(C)
無傷の植物では、頂芽が優先的に成長し腋芽の成長は抑制されている。この現象は頂芽優勢といわれ植物固有の生き残りの戦略である。本研究では、腋芽の休眠・成長を細胞周期制御機構の観点から解析した。細胞周期を抑制するカギタンパク質である「サイクリン依存性キナーゼ阻害タンパク質(ICK)」を同定した。免疫沈降法により休眠腋芽細胞内でICKタンパク質と相互作用するタンパク質群を明らかにした。頂芽切除により直ちに分解されるICKタンパク質はプロテオソーム阻害剤などの影響を受けなかった。これらの結果より、休眠中の腋芽の細胞周期抑制機構の一部が明らかになった。
すべて 2016
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Development
巻: 143 ページ: 1217-1227
10.1242/dev.123661