研究課題/領域番号 |
26440139
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
伊藤 繁 名古屋大学, 理学研究科, 名誉教授 (40108634)
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連携研究者 |
岩崎 郁子 秋田県立大, 生物資源科学部, 准教授 (50312236)
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研究協力者 |
山川 壽伯 名古屋大学, 生命農学研究科, 博士研究員 (40456645)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 光合成 / 環境応答 / 光阻害 / 励起エネルギー移動 / クロロフィル蛍光 / 光化学系 / 乾燥耐性 / 地衣類 / クロロフィル / 光障害 / 乾燥適応 / 共生 / 乾燥耐性コケ / 光適応 / 物質生産 / コケ類 / 過剰エネルギー散逸 / 光障害回避 / 蛍光寿命 / レーザ分光 / 光耐性 / 光エネルギー移動 / コケ |
研究成果の概要 |
乾燥耐性光合成生物が示す、「乾燥誘導性の過剰光エネルギー熱散逸機構」を発見した。温度300Kから77Kでの先端的なピコ秒蛍光寿命測定実験から、広範な生物種でこれを同定した。乾燥下の地衣類とコケでは光化学系Ⅱの蛍光寿命が極端に短くなり、励起エネルギーが光反応で補えられるより早く熱散逸され光傷害が防がれることを明らかにした。この現象を、シアノバクテリア5週, 藻類10種、地衣類(菌類と藻類・シアノバクテリアの共生体)55種、高等植物1種で確認し、その研究方法を確立した。生育環境の乾燥特性や光条件に応じて発動する複数の機構の存在を明らかにし、分子機構を検討した。
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