遠赤色で駆動する特異な光合成系の包括的解析

• 研究課題/領域番号: 26440141
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 植物分子・生理科学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 土屋 徹 京都大学, 地球環境学堂, 准教授 (20362569)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円); 2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: シアノバクテリア / クロロフィルd / 光合成 / 遠赤色光 / トランスポゾンタギング

研究成果の概要

Acaryochloris（アカリオクロリス）は、他の酸素発生型光合成生物が利用できない遠赤色光を光合成反応に利用することができる。本研究では、その遠赤色光で駆動する特異な光合成系の分子機構を解明をするため、分子遺伝学的手法を開発することを目的とした。その結果、トランスポゾンタギングによりAcaryochlorisの突然変異体を作製することに成功した。さらに、新たな遺伝子発現抑制技術であるCRISPR干渉を行うためのベクターを開発した。

研究成果

• [雑誌論文] Development of a high-frequency in vivo transposon mutagenesis system for Synechocystis sp. PCC 6803 and Synechococcus elongatus PCC 7942 (2014)
  • 著者名/発表者名: Watabe, K., Mimuro, M., Tsuchiya, T.
  • 雑誌名: Plant Cell Physiol. 巻: 55 号: 1-2 ページ: 2017-2026
  • DOI: 10.1007/s11120-015-0082-4
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Development of a high-frequency in vivo transposon mutagenesis system for Synechocystis sp. PCC 6803 and Synechococcus elongatus PCC 7942 (2014)
  • 著者名/発表者名: Watabe, K., Mimuro, M., Tsuchiya, T.
  • 雑誌名: Plant Cell Physiol. 巻: 55 号: 11 ページ: 2017-2026
  • DOI: 10.1093/pcp/pcu128
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [学会発表] CRISPR干渉法を適用したシアノバクテリアの光合成色素組成の改変 (2017)
  • 著者名/発表者名: 早川 諒、土屋 徹
  • 学会等名: 第58回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 鹿児島大学
  • 年月日: 2017-03-16
• [学会発表] 広宿主域プラスミド由来のオールインワンCRISPRiベクターの開発 (2017)
  • 著者名/発表者名: 土屋 徹
  • 学会等名: 平成29年度ラン藻ゲノム交流会
• [学会発表] Molecular genetic analysis of the chlorophyll d-dominated cyanobacterium Acaryochloris marina (2014)
  • 著者名/発表者名: Tsuchiya, T., Watabe, K.
  • 学会等名: International meeting "Photosynthesis Research for Sustainability - 2014"
  • 発表場所: Pushchino (Russia)
  • 年月日: 2014-06-02 – 2014-06-07