研究課題
基盤研究(C)
植物は強光が付随する環境ストレス下では、活性酸素の生成を伴う光酸化ストレスを発生し枯死にいたる。強光下の真夏のアスファルトから単離した微細藻類Ki-4株は、光酸化ストレス下で細胞液を赤く変色して長期間生存する。この赤色物質は光合成生物で初めての発見となる抗酸化力に優れたアスタキサンチンを結合する水溶性タンパク質であることが判明し、AstaPと命名した。本研究でAstaPの諸性質を分子レベルで解析したところ、AstaPは細胞内でアスタキサンチンを特異的に結合・可溶化し、かつ細胞表層に局在させることで、サンスクリーン効果により細胞全体を強光から保護する機能をもつことが推定された。
すべて 2017 2016 2015 2014
すべて 学会発表 (9件) 図書 (1件)